株式会社葵美術

株式会社葵美術と絵画について考える

〜葵美術知恵袋・お手入れ方法〜

お気に入りの作品はずっと綺麗に保ちたいもの。額装は作品の価値を高めるだけでなく、ホコリ、紫外線などから守る機能 をもっています。大切な作品をより長く綺麗に保つ為にも、作品を飾っている状態とあわせてチェックしてみてください。


【額装のお手入れ】 ホコリを掃う
作品によって様々な額装がありますが、彫刻が施されたものには布で引っ掛けてしまうことがありますので、化学繊維などで細かい部分のホコリを払います。 シンプルなものには柔らかい布でそっと拭いても大丈夫です。ホコリの溜まりやすいアクリルとフレームの境目や、四隅のコーナーは綿棒を使っても良いでしょう。

【アクリルのお手入れ】
作品を保護しているアクリルは、静電気が起りやすく、ホコリを呼び寄せます。また、タバコの煙による空気の汚れか ら守る為にもこまめなお手入れをおすすめします。アクリル面のお手入れにはホコリを付きにくくする帯電防止の専用スプレー と柔らかい布をお使い下さい。

【額装の裏のお手入れ】 飾る
飾ったままにしていると気づきにくい裏の部分は、紐の緩み、劣化に気を付けてください。また、フックを使用する場 合は、作品の重量に合わせたものを使い、緩んできたらすぐ取り替えましょう。飾った時に正面から紐が見える状態 は紐が長すぎるので、調節してください。位置の目安は、周りとのバランスにもよりますが、絵の中心が真っ直ぐ見た ときの目線に来るように飾るのが基本です。

【良質な状態を保つ為に】
・直射日光が当たる場所は避けましょう。
額装で使用しているアクリルには紫外線から中身を守るUVカットが施されていますが、長時間紫外線にさらされる事により作品の変色を招きます。照明器具も長時間アクリルに近づけて当てないようにしてください。

・高温多湿を避けましょう。
カビは温度28度以上、湿度60%以上の状態が続くと、みるみるうちに繁殖します。そうならないように除湿を心が けてください。そして紙も呼吸しているので、湿度変化で起る紙の収縮による波うちなどもひどくなってしまいます。ま た、エアコンや空調設備の風が直接当たる場所に飾るのは避けましょう。押入れなどに長く保管している場合は時 々出して通気性をよくしてください。

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